|
2月投稿選出作品その1 (お題目:ひとりぼっち) 題名 遙かなる翼 投稿者 氷村榊さん 投稿者コメント 何かを感じていただけたら嬉しいです | |
孤独な影の下で君が笑う
僕が決して届かぬ先で 手招きしながら 「見えてるよ」 過去の彼方で全てを捨てて ひとりぼっちになって 何故 笑えるのか 笑っているのか 「信じているから」 夜明けの白月と明ける太陽の狭間に 吹きすさぶ砂嵐の中で 君は翼を広げた 「大丈夫だよ」 両手を広げて 君が流れていく 空と海の決して繋がらぬ境界へ 「ありがとう」 何のため?誰のため? 朝が生まれる瞬間に 君は夜の闇に飲まれて消えていく 「さようなら」 導かれていく 届かぬ空の高み 見えぬ海の深み 僕の手から零れて落ちていく羽 見えぬ輝きをまとって 自由な世界に散っていった | |